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    「マカオ ノスタルジック紀行」
    (双葉社)

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2008年1月 7日 (月)

世界を一周しながら、マカオを思い出す(③オセアニア~日本へ)

マイナス30度のイエローナイフからの移動中、ロストバゲージしてしまった私がロスに降り立ったとき、防寒ブーツにフリースという服装でした。
次の滞在地まで、スーツケースは追ってくるだろう……と安心しきって、真冬の服装のまま、真夏の南半球、ニュージーランド・オークランドへ。

*       *       *       * 

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クリスマス前の金曜日。
とにかく街はクリスマス一色。
ニュージーランド航空のキャビンアテンダントも、サンタクロースのいでたちでサーブ。
クリスマスだからと、実に4種類以上のデザートが、ボリュームたっぷりの食事の後に配られました。
真夏のクリスマスを迎えるのは、生まれて初めてでしたが、なかなか開放的で楽しいものです。
雪景色や温かな暖炉や湯気をたてるスープやターキー……とは一転、緑と羊と青空のクリスマス!
夜、眠りについた後も、寝耳にクリスマスを祝う人たちの声が聞こえ続けていました。

*       *       *       * 

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この旅の最後のハイライトは、ニューカレドニア、イルデパン島。
腰まで水に浸かりながら入り江を渡り、南洋杉が繁る小道を抜けると、そこには、静かな自然が息づいていました。

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しばらく風景を楽しんで再び入り江を渡り陸に戻ると、ここで待っているはずの貸切タクシードライバーが、いない。
半身ずぶ濡れのまま、何もない浜で待つこと40分。
ようやっと現れたドライバーは、悪びれることなく、何かを説明していたけれど、フランス語はまったく分かりません。
これもイルデパン流なのだろう、とさして気にすることなくその日の撮影を終えた……のですが、後日談あり。

彼の仕事の内容が、島で物議を醸してしまったようです。
翌日も、熟年ドライバーから、「彼にいくら払った?」「彼はどんな仕事をしたのだ?」と何度も尋ねられました。
イルデパン島では、いまだ村の酋長が絶対的な権限をもっているのだといいます。
(外資系のホテルが、酋長の許可なしに建設を始めようものなら、村人に燃やされてしまう……という話もききました)。
若きあのドライバーは、島の人たちから、どんな抗議を受けたのだろうか。
尋ねられるままに彼の報酬を話してしまった自分に、少しの後ろめたさを感じながら、私たちは最後の撮影地、イルデパン島を後にしました。

*       *       *       * 
この後、クリスマス・イブをニューカレドニアの首都ヌーメアで迎え、撮影の関係でシドニー、シンガポールとトランジットし、成田に到着すると、ロストバゲージしたスーツケースが私を待っていたのでした。
旅は何に出会うか、何が起こるか分かりません。
それも、楽しみのひとつ。
それぞれの街での滞在時間はごくわずかでしたが、邂逅したすべてのものに、今、感謝しています。

*       *       *       * 

さて、次の私のデスティネーションは、おそらく、マカオになると思います。
数ヶ月ぶりに訪れると、様子を変えている澳門。
あの懐かしい路地裏のノスタルジックな風景は、また私を迎えてくれるでしょうか。

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