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    「マカオ ノスタルジック紀行」
    (双葉社)

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2009年6月18日 (木)

小説の中のコロアン島~マカオから楽園へ~

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コロアン島のはずれ、竹湾にある「ポウサダ・デ・コロアン」は、ポルトガルの面影を残す小さなホテル。
このホテルが登場する、大好きな小説があります。

『マカオ発楽園行き』(講談社文庫)と、
アンソロジー『異形コレクション 魔地図』(光文社文庫)の中の、『路環島の冒険』。
どちらも、作家、林巧さんの作品。

ポウサダ・デ・コロアンの目の前にある、色っぽい瓢箪型のプール。
その前の浜辺の簡素なパイプ椅子に腰掛け、ゆっくりと飲むのは、緑のワイン「ビーニョベルデ」。
浜辺には、大音量でダンス・ミュージックをかけながら踊るマカエンセたち。
『マカオ発楽園行き』のそのシーンには、派手さのかけらもない、土着な竹湾の空気が濃厚に香っていて、繰り返し繰り返し、読んでしまいます。

主人公の男の子が辿る不思議な時間が、時がとまったかのようなコロアン島にしっとりと重なる『路環島の冒険』。
摩訶不思議なストーリーですが、こんなことが本当に起きたっておかしくないほどのコロアン島の静けさが、蘇ります。

次回、ポウサダ・デ・コロアンに泊まるときは、ビーニョベルデとこの小説を忘れずに持っていこう。
竹湾ビーチ。キリリと冷えたビーニョベルデ。それらを舞台にした小説・・・サイコーの組み合わせです。
心の中で、私は林巧さんのことを、「ミスター・コロアン」と名付けています。

林巧さんの、浮遊感漂う短編小説のようなオフィシャルブログはこちら
http://d.hatena.ne.jp/h_major/

*  *  *
さて、そんな林さんとともに旅をしたボルネオの記事が、本日、発売となりました。
「プレジデントファミリー」(プレジデント社)8月号の特集、「子供がちょっと大人になる旅」です。
林親子が体験したボルネオ島・ジャングルでの野営を、林さんが綴っています。
今回、私は編集を担当し、撮影は、大自然をフィールドに活躍する写真家の横塚眞己人さん。
取材中に林さんからお聞きしたアジア旅話も、キナバタンガンに降る雨の音とともに、心に焼き付いています。

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